デザイン的にもライセンス的にも汎用性の高い、「源ノ明朝」というフリーフォント。
全部で7種類のウェイト(=文字太さ)が選択できるのですが、一部のソフトウェアでは「Bold」のウェイトだけ選択肢に表示されない場合がありました。
こちらはWordのフォント選択画面。「Bold」のウェイトが表示されず、選択可能なのは6ウェイトのみ。
確認した限りでは
- Microsoft Word・・・Boldのみ選択不可
- Microsoft Excel・・・Boldのみ選択不可
- MS ペイント・・・Boldのみ選択不可
- Adobe Photoshop・・・全ウェイト選択可能
- GIMP・・・全ウェイト選択可能
- Azpainter2・・・Boldのみ選択不可
といった感じ。
Twitterで検索すると関連するツイートが数件ヒットし、それらツイートを参考にフォントデータを見てみると、
こちらは源ノ明朝7ウェイト分のフォントデータ。
下から2番目のウインドウのみ、ウインドウ上部に書かれた「Source Han Serif Bold」という表記と、ウインドウ内の「フォント名: 源ノ明朝」という表記が一致していません。
他のウェイトではウインドウ上部の名前とウインドウ内の名前が完全に一致しており、Boldだけここが食い違ってるのが原因なのかなぁなどと考えたり。
また、ほかのウェイトではウインドウ内にもウェイトが書き込まれている(フォント名: 源ノ明朝 Heavy のように)のですが、Boldだけは「フォント名: 源ノ明朝」の単体表記です。これも関係してたりするんでしょうか。
Normalだけ英語表記なのも気になります。なんだろう。
これがゴシックだとこんな感じ。名前がきちんと揃ってます。
源ノ角ゴシックの方は全てのソフトウェアで全ウェイトが選択できるので、明朝特有の事情があるのかなと。
とりあえず当分はSemi-Boldで代用することにします。
フォント内容に手を触れずフォントタイトルだけ変更すると…ライセンスってどうなるんでしょう()