もう半年以上前の話になってしまいましたが、2019年8月、JR横須賀線田浦駅から伸びていた専用線跡を見て回ってきました。
この専用線跡は田浦駅北側の港湾地区に細かく張り巡らされているのですが、駅前を通る車道沿い以外は殆どが立入禁止区域内。そのため立入可能な範囲内のみ追っています。
撮影日: 2019年8月4日
まずは東側から。
線路群の東端(トンネル側)
こちらは線路群の東端にあたる、トンネル手前で線路が途切れている箇所。
元々はこの先トンネル内部まで線路が延びていたのですが、その部分は以前の舗装工事の際に無くなったようです。
空き地(国有地)脇の部分。草が多いです。
脱線防止ガードがついているようなので、踏切跡でしょうか。
この辺りにはカラーコーンが細かく並べられています。駐車規制用?
JR田浦駅方面に向かう線路跡
車道を挟んだ向かい側に目をやると、踏切の痕跡&機器箱がありました。
この踏切跡から先に行くと、線路はJR横須賀線(田浦駅)への接続部に向かいます。
ただしこの先は道が無く、だいぶ深く草に埋もれているため、これより先の様子は確認できず。
踏切跡付近の機器箱。半分以上が草に埋もれた状態。
名物(?)十字交差2連続
先ほどの歩道に戻り、最大のお目当てとも言える十字交差へ。
伊予鉄や名鉄のような現役線でこそないものの、十字交差が2つ連続しているという珍しいタイプです。
十字交差より北側にも線路が広がっているようですが、そちらは立ち入り禁止区域。
相模運輸倉庫本社付近
十字交差の脇にも踏切跡のようなものがあります。砂利に埋もれていて分かりにくいですが、うっすらと脱線防止ガードが存在。
その先数mほどの区間では、レールらしきものが見当たりません。
倉庫の出入り口にあたるようなので、車両の通行に支障が無いよう撤去したのかもしれません。
さらに先へ行くと、またしても踏切跡のような溝があります。
殆どの部分が砂利に埋もれていますが、草が不自然なほど直線的に揃って生えていることからレールの存在がうかがえます。
相模運輸倉庫 本社脇。レール断面が半分ほど見えています。
この地点から川を越えた辺りまで、レールが残っていない区間になります。
続き
8/4:田浦専用線沿いを歩き回る[2]