東海道・山陽三十五次

鉄道写真を撮ったりイラスト描いたりするブログです。

2019/11/10 降り鉄[2]:とさでん伊野線5駅 (鴨部・曙町東町・曙町・朝倉(大学前)・朝倉駅前)+α

2019年四国旅行2日目の降り鉄のうち、今度はとさでん交通伊野線の5駅について。
鴨部~朝倉間はあまり道幅が広くない区間で、道路のうち片方の車線が併用軌道となっている特徴的な箇所もあります。

今回も便宜上、「停留所」を「駅」と表記させて頂きます。

11/10 降り鉄[1]:とさでん一条橋・清和学園前・葛島橋東詰・はりまや橋
11/10撮影[4]:とさでん交通 伊野線(鴨部~朝倉)

訪問日 2019年11月10日 日曜日

鴨部駅

ペイント電停に電車が発着している様子
ペイント電停に電車が発着している様子。

のりば全景
緑色に塗られている手前ののりばは伊野方面行きで、はりまや橋方面行きに乗る時は奥の歩道(アパート側)から乗車します。

時刻表が貼られた電柱とバス停
バス停が併設されており、電車の時刻表は電柱に貼り付けられています。

ペイント電停と駐車場
のりばに面している駐車場があります。電車が停車している際は車を出し入れできなくなりそうです。

市場前信号所

市場前信号所の全景
駅ではありませんが、この区間にある信号所についても記しておきます。

道路脇に併用軌道の信号所が設けられており、列車交換に使われます。
旅客の乗り降りはできず、旅客向けの時刻表・運賃表などもありません。

市場前信号所の分岐器(はりまや橋方)
可動する設備であるためか、分岐器が黄色いゼブラ模様で強調されています。

線路の間に文字がペイントされている信号所
上下線の間には、はりまや橋側に「二輪注意」、伊野側に「軌道敷運行注意」の文字がペイントされています。
どちらの文字も伊野側を向いているのは、左側通行のルール上、伊野側から来る車のみが信号所側(併用軌道側)を通るためかと思います。

「電車ご利用の皆様へ」の看板
停留所ではないため乗降できない旨を記した看板。かなり錆びています。
また、この看板が取り付けられている電柱はレトロな木製です。

信号所の停止位置目標付近
レール間に白線が引かれており、これが停止位置の目標なのではないかと思います。

市場前信号所の分岐器(伊野方)
伊野側の分岐器も、はりまや橋側と同じくゼブラ模様付き。

分岐器の可動部拡大
機器取替をした跡なのか、ところどころアスファルトの新しさ・細かさが違う箇所があります。

線路脇の機器箱
脇にはいくつか、鉄道用と思しき機器箱が置かれています。

高知銀行と市場前信号所
信号所の真横に高知銀行の支店があります。
この辺りではこのように、線路を渡らないと入店できない配置の店舗・施設が散見されます。

曙町東町駅

曙町東町駅の全景(はりまや橋側から撮影)
鴨部と同じくペイント電停。赤いポストがよく目立ちます。

曙町東町駅の時刻表と郵便ポストとバス停
ここもバス停併設。時刻表は電柱に貼り付けられているもののほか、白いボードに貼り出されているものもあります。
郵便ポストに傘が引っかけられているのが印象的。

アスファルトから直接生えている変わったバス停
バス停の話になりますが、コンクリート製の重し/土台がなく、地面から直に生えているタイプのバス停は初めて見たのではないかと思います。
一見見慣れていそうな形なのにどこか違和感のあるバス停。不思議です。

曙町東町駅全景(伊野側から撮影)
道が交差しているため、カーブミラーも設けられています。

曙町東町駅を発車する列車
電停を発車していく文殊通行きの列車。

車線消失ポイント

車線が消失するポイントと、軌道上に移るタクシー
曙町東町~曙町間には、道路幅が変わり車線が消失するポイントがあります。
(僕は曙町東町側から歩いてきているので、こちらからの視点では消えていた車線が復活する…といったところ)

車線消失ポイント拡大
ここから先は併用軌道上を走ることになりますが、タイミング悪く反対側から電車が来てしまった場合は…?
普段から慣れている人はともかく、初めて通るドライバーには心臓に悪そうなポイントです。

曙町駅

曙町駅ののりば全景とバス停
ここもペイント電停ですが、この区間は道路が3車線(軌道含め)分あるため、上下線両方に安全地帯が用意されています。バス停も併設。

千鳥配置の安全地帯(ペイント電停)
安全地帯は千鳥配置になっています。

伊野方面のりば

こちらは伊野方面のりば。

はりまや橋方面のりば
変わって反対側のはりまや橋方面のりば。
こちらの方が車道幅が若干狭くなっており、自動車用の停止線が安全地帯ペイントと重なっています。

朝倉(大学前)駅

朝倉駅の全景(はりまや橋側から撮影)
交換可能駅です。
分岐器は市場前信号場と同じくオレンジ色のゼブラ模様付き。

変則配置の安全地帯
安全地帯は本線を挟むような変則配置で、はりまや橋方面のりばのペイントの一部が線路に重なっています。

はりまや橋方面のりばの安全地帯
はりまや橋方面のりば側。

伊野方面のりばの安全地帯と横断歩道
こちらは伊野方面のりば側。
横断歩道が線路・安全地帯を突き抜けており、鉄道線の構内踏切に似たものを感じます。

朝倉駅全景(伊野側から撮影)
車線消失ポイントはかなりの初見ドライバー殺しだと思いましたが、この駅もなかなかにドライバーを戸惑わせそうなレイアウトです。

朝倉駅の待合所
この駅は真新しい待合所付き。明るい色使いの看板が素敵です。

待合所の内部
待合室はトイレ、エアコン、座布団付きベンチに飲料自販機と、なかなか充実した設備が用意されています。

朝倉駅とタクシー車庫とバス停
やはりこの駅もバス停併設。タクシー車庫が隣り合っているのも面白いところ。

朝倉駅前

朝倉駅前の全景(はりまや橋側から)
この辺りはまた道路が2車線分(片方は軌道と共用)のみになっています。

カーブしている安全地帯
カーブの途中に存在するため、安全地帯も線路に沿って曲がっています。

はりまや橋方面のりばの安全地帯
鴨部・曙町東町とは異なり、歩道側ののりば(はりまや橋方面行き)にも安全地帯がペイントされています。

不思議な形のバス停
不思議な形の針金が付いたバス停。
最初は鉄道用タブレット受けかと思いましたが、線路から離れた位置にある上に、ここは交換駅ではありません。

バス停でお馴染みの丸い看板が外れた跡…でしょうか?

鉄道用の時刻表
鉄道用の時刻表は灰色のボードに貼り付けられています。

はりまや橋方面のりばと交差点
交差点を右に曲がるとJR朝倉駅があります。JR土讃線との乗り換えに利用可能。