4月1日にデビューした銚子電鉄の新観光列車「次郎右衛門」を撮影しに行きました。
この日は終日動くA運用。生憎の濃厚な曇りだったことが悔やまれますが、どちらかというと、南海色を維持したままの外装よりは、銚子オリジナルデザインとなった内装の方が記録する上でのお目当てでしたので、これでよしとします。
撮影日 | 2025年4月12日 土曜日 |
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写真
銚子駅
撮影地点 | 銚子駅 |
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JR東日本 E259系(Ne020編成)
特急しおさい1号 銚子行き
9:49
銚子電鉄22000形(22005編成) 「2200系ありがとう・ようこそ」リレーHM
外川行き
9:50
海鹿島~君ヶ浜駅間
撮影地点 | 海鹿島~君ヶ浜駅間 木挽踏切 |
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22000形(22005編成) 「2200系ありがとう・ようこそ」リレーHM
銚子行き
10:45
22000形(22005編成) 「2200系ありがとう・ようこそ」リレーHM
外川行き
11:32
キャベツ畑と絡めて撮影。
犬吠~外川駅間
撮影地点 | 犬吠~外川駅間 ぎょうけい館踏切 |
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22000形(22005編成) 「2200系ありがとう・ようこそ」リレーHM
外川行き
15:20
車内
銚子電鉄期待の新観光列車「次郎右衛門」号の内装です。
クハ22005 (向日葵と猫)
向日葵の花と猫がテーマになっているクハ22005(銚子方)の内装です。
座席モケットは青空をバックにした向日葵柄のデザイン。座面側はおそらく土をイメージしていると思われる茶色です。
運転席付近には進行方向左手にカウンターが設けられています。また、右手にはかぶりつきができる"オタ席"も。
車内全景です。床はクリーム色で、猫の足跡がアクセントになっています。
クハ22005には、車両連結部側に車いすスペースがあります。
貫通扉上には運賃表・現在地案内などを表示するディスプレイが取り付けられています。
車いすスペースには猫のシルエットイラストが貼り付けられています。
その隣には小判のイラスト。「猫に小判」ということでしょう。
一部のつり革は猫型になっています。
デハ22006 (魚と海)
魚と海がテーマになっているデハ22006(外川方)の内装です。
座席モケットは鮮やかな青色ベース。群れを成して泳ぐカラフルな魚が多く描かれています。
魚の並び方にはいくつかパターンがあり、まんべんなく広がっているもの、アルファベットのX字のような配置になっているものなどがあります。
デハ22006では、車両連結部側に4人掛けボックスシートが設けられています。折り畳み可能な大型テーブル付き。
グループでの旅行時に使うと楽しそうですね。
ボックスシートの後ろには機器箱の張り出しがあります。立ちスペースの中にあると足元がやや危険な気もしますので、ここにも小さな座席を置いてもよかったのではないかと思います。
ボックスシートの設計はクハ22005のオタ席のものと共通です。モケットはロングシートと同じ魚柄になっています。
デハ22006も乗務員室直後は左手にカウンター、右手にオタ席&ロングシートという配置になっています。
カウンター付近に車いすスペースが併設されているため、クハ22005よりもカウンター長さが短くなっています。
各1両に1か所ずつ車いすスペースがあるのは今どきの車両といったところですね。
オタ席はクハ22005と同様2人掛けです。
一部のつり革は魚型になっています。公式Twitterにて設計図が事前公開されていたものです。
その他
クハ22005・デハ22006ともに、カウンター席にはコルク製のコースターのような飾りが配置されています。
1枚1枚どれも異なるデザインとなっており、乗客の目を楽しませるポイントになっています。
柄が面白いのでぜひ現車で・ご自身の目でご確認いただきたいと思い、ネタバレ防止(?)の観点から全種類の写真の掲載はいたしません。
が、訪問したけど22005編成が動いていなかった……などの事情で写真が気になる方がいらっしゃいましたら、お送りしますのでご連絡ください。(予想外に多くのご連絡をいただいた場合など、お送りするのにお時間をいただく・またはお送りできない場合があります)
車端部には改造を担当した京王重機の銘板と、「次郎右衛門」のロゴステッカーが貼られています。
運賃表を表示するLCDです。2002編成のものとは異なる2画面タイプですが、それと共通になったデザインのネーミングライツ付き駅名案内も表示されます。
広告枠に「南海→ちょうし ゆき」の巨大なきっぷが飾られていました。
デハ22006に搭載されている手歯止めは南海時代から使用されているもののようで、「2251」という旧車番が書かれていました。クハ22005側は未確認です。