前置きが少々長いのですが、起床して朝食をとり、この休日の過ごし方をぼんやり考えながらTwitterを開いた8月25日。
まず飛び込んできたのが、「EF58 61が今日の東京総合車両センター公開で展示される」という情報。
信じられませんでした。なにせ当初発表されていた展示車両の一覧にEF58 61の名前は上がっていませんでしたし、面白そうな車両が無いから今年は行かなくてもいいかなぁと思っていたもので。
ですが入れ換え中の写真付き投稿も複数みられ、これはガセではないだろうと慌てて家を出たのが11時前。
EF58 61が大々的に公開されるというのはかなり珍しいこと(なんでも8年ぶりだそう)で、このチャンスを逃したら次は無いかもしれないと思ったのです。
そして東海道線に乗車、ふとTwitterで続報を確認し、
「大混雑のため展示車撮影は急遽事前受付の時間交代制になり、受付はすでに終了」という事実を知ります。
・・・。
それでも大井町までの切符を買ってしまった(Suica残高が怪しく現金も少なかったので、デビットカード払いできっぷを購入してしまったのです)ので、久しぶりの都内行きだしでもありますしと、行先を東京モノレールと大汐貨物線に変更したのです。
大汐貨物線の有名なスポットを目指し、歩きながらところどころで東京モノレールの橋脚を撮影するという流れ。
東京モノレールの橋脚観察
観察といっても天王洲アイル駅から南側へ少し見ただけですが…
スタート地点は天王洲アイル駅の南口。
駅前では太い道路をまたぐため、T字型に強化された橋脚がありました。
駅側にはさらに頑丈そうな橋脚も。
運河上に建てられた橋脚。水面付近まで広がった脚の下には小さな柱がたくさん伸ばされています。波の力を逃すためでしょうか?
ずらりと直線で並ぶ橋脚。「けい船禁止」の文字がいいですね。
道の反対側には、車庫へ向かう東海道新幹線の回送線があります。数を減らしつつある700系が通過。
変わった形?4本の柱が配置されていますが、下部の足の部分で1つにまとまっています。
駅前で見たものよりも「T」の横辺が長い橋脚がありました。かなりしっかりした見た目。
さきほどの2本(?)を違う角度から撮影。
途中から足場のタイプが変わりました。先ほどまで見てきた水面下で細い柱をたくさん立てて支えるタイプが写真右側のものですが、左側のものでは水面下まで1つの足場(?)で固定されているように見えます。
線路が低くなり、橋脚も短くなってきました。
立体構造の交差点へ
さてこの辺りからは運河沿いの道を離れ、東側にある大汐貨物線との立体交差部を目指します。
なんだかすごい形の交差点が見えてきましたが、交差点直下を首都高速の中央環状線が突き抜けるためにこうなっているのでしょうか。
問題の交差点をまたぐ歩道橋へ。
歩行者が車道を横断することはできない仕組みです。
ここをまっすぐクレーンが見えている方へ直進したいのですが、歩道橋は交差点を囲む「ロ」の字になっておらず「コ」の字型。
なので大きく迂回して歩きます。
交差点南側では、道路舗装か何かの工事が行われていました。
交差点道のりの中央部分から北側を撮影。こんな構造の交差点は初めて見ました。面白い。
大汐貨物線の様子
さていよいよ大汐貨物線との交差部に到着。
今立っているのが都道316号線の陸橋で、その下に大汐貨物線があります。さらにその下には首都高速湾岸線が潜っており、上から見ると「*」の記号のような形の交差です。
意外とフェンスが高め…あと10cm身長が高ければ。
ですが手持ちのデジカメにはライブビュー機能があるため、両手を伸ばしてフェンスより上側にカメラを掲げます。
ビル群を背にして東京の中心部にありながら、線路が草に埋もれかけているというギャップ萌え。
大汐貨物線の写真といえば、まずここで撮影されたものが思い浮かびます。
休止中で使われていない大汐貨物線(正式な名前は東海道貨物線です)ですが、今後JR東日本が計画中の「羽田空港アクセス線」として活用される予定です。
もうすぐ生い茂る草は抜き払われ、架線も張られて立派な電車が走るのでしょう。
西側の複線は前述の新幹線回送線です。N700系が通過中。
とても格好いいですね。素敵な風景。
これを見てしまうと、大汐貨物線のほかの区間にも興味が湧いてしまいます。今回は時間の都合上回れませんでしたが…
この後羽田空港の駅に移動してモノレールを撮影するのですが、編成写真なので別記事に分けます。