東海道・山陽三十五次

鉄道写真を撮ったり、ウソ電作ったり、イラスト描いたりするブログです。

ウソ電素体の使い方

  1. トップ
  2. ウソ電素材配布
  3. 素体の使い方

下記の説明はあくまでウソ電の作り方の一例です。

はじめに

「素体」と「型紙」

当ブログでは便宜上、車体の色を抜いた着色用の鉄道写真を「素体」、車体の形をなぞって単色で塗りつぶした素材を「型紙」と呼んでいます。

素体 型紙
E235系の色変え用素体 E235系の型紙

使用ソフトについて

解説用のウソ電を作る際には、「Azpainter2」というフリーのペイントソフトを使用しています(Windows10でも一通り動作しています)。

起動直後のAzpainter2の画面
機能がコンパクトにまとまっていて動作も軽いので、最初に触れるには個人的に一番オススメなソフトです。

「PictBear」や「GIMP」「Photoshop」等でも基本的な機能はAzpainter2と同じですので、『レイヤー』をはじめとする編集機能の使い方が分かっていれば、Azpainter2向け解説を見て応用で作れると思います。

スマホの場合は「アイビスペイント」等、レイヤー機能が使えるペイント系アプリで編集可能です。

素体の使い方

f:id:gyykgkw:20190918122821p:plain
まずはAzpainter2を起動し、画面上部の [ファイル > 開く] から素体の画像ファイルを開きます。
今回は江ノ電20形の素体を選びました。

レイヤ>ファイルから追加 のメニュー
続いて「レイヤ」ウインドウのメニュー [レイヤ > ファイルから追加] を選択し、型紙画像を開きます。
すると、素体の上に型紙が重なっている状態になるかと思います。

型紙に色を付ける

型紙レイヤを選択し、アルファマスクをONにした画面
「レイヤ」ウインドウで型紙画像を選択したら、同ウインドウ右上の『α』と書かれたマークをクリックします(アルファマスクという機能です)。

色を選び、メニューから塗りつぶし操作を行っている様子
(1) 「コントロール」ウインドウで色を作ります。今回は江ノ電20形をレトロな茶色に塗ることにしました。
(2・3) 画面上のメニュー [選択範囲 > 塗りつぶし] を選択し、型紙に茶色い色を付けます。

色を素体になじませる

車体全体が茶色一色になっている状態
江ノ電20形の車体全体が茶色になりました。ベタ塗りの状態になっているので、これを素体の車体部分になじませていきます。

レイヤウインドウの上の方に「通常」と表示されているメニューがありますので、そこをクリックし、「オーバーレイ」モードを選択します。

オーバーレイレイヤが適用され、自然な茶色になっている様子
茶色が透かされた状態になり、車体の凹凸や影などが見えるようになりました。

色合いが明るすぎるので、もう少し暗めの茶色を目指して調整していきましょう。
レイヤウインドウ下部の複製ボタン(先ほどのスクリーンショットで赤い丸を付けています)を押し、茶色くなった型紙レイヤを複製します。

型紙レイヤを複製して乗算モードにした状態
1枚目の型紙レイヤで「オーバーレイ」モードを選択した時と同じ手順で、複製した型紙レイヤを「乗算」モードにしました。

今度は逆に暗すぎる茶色になりましたので、レイヤウインドウ右上の青いバーを弄って濃度を薄くします。

各型紙レイヤの不透明度を変更し、ちょうどいい色調に調節した状態
「オーバーレイ」のレイヤを約80%に、「乗算」のレイヤを約20%にするとちょうどいい色調になりました。

細帯を入れる(中級者向け)

単色の電車では少し物足りないので、腰部分に金色の細帯を入れてみようかと思います。
こちらは中級者向けの加工になりますので、難しい方は無理せず次の手順「保存」にお進みください。

車体に金色の帯を描いている様子
(1)レイヤウインドウ下部の追加ボタンをクリックし、新しいレイヤを追加します。

(2) 新規追加した「レイヤ3」を一番上まで移動し、選択して(スクリーンショットのように、レイヤ3が薄い赤色で表示されていればOKです)ください。

(3) スクリーンショットで赤い丸印を付けているボタンを選択し、ペンツール(直線モード)が使えるようにします。
「レイヤ3」に細帯を描いていきます。帯は車体からはみ出すまで描いてください(後ほど車体に合わせてカットします)。

はみ出した細帯を削除している様子
はみ出している細帯を、車体に合わせてカットします。同時に前面ワイパーや乗務員扉手すりにかかっている部分もカットされます。

レイヤウインドウで、先ほど細帯を描いたレイヤ(レイヤ3)を選択し、続いて茶色い型紙レイヤのどちらかを 右クリック します。
[このレイヤを対象にカレントレイヤを処理 > アルファ値を掛ける] を選択すると、細帯のうち型紙レイヤからはみ出ている部分が全て削除されます。

細帯レイヤをスクリーンモードにしてなじませ、ウソ電を完成させた状態
金帯を描いたレイヤ(レイヤ3)は、「スクリーン」モードで約70%の濃度にしてみました。
この後茶色い型紙レイヤから、細帯が重なっている部分を削除した方がきれいに仕上がるのですが、今回はそれをせずとも違和感が無さそうなので省略します。

もし帯部分の削除を行う場合は、

  • 茶色いレイヤを選択
  • 細帯レイヤ(レイヤ3)を右クリック
  • [このレイヤを対象にカレントレイヤを処理 > アルファ値を引く]

の操作を茶色いレイヤ2枚ともに行います。

保存

f:id:gyykgkw:20190918121528p:plain
ウソ電が無事に完成しましたので、画像として保存します。
画面上部のメニュー [ファイル > 別名で保存] を選択し、保存先のフォルダとファイル名、ファイルの種類を選択します。

「ファイルの種類」について
AzPainterファイル(*.apd) レイヤの重なりやレイヤモードなど、編集中の内容を丸ごと保存できるファイル。
後で再編集したい場合は、必ずapdファイルとしても保存しておきましょう。
apdファイルをそのままSNS・ブログに上げることはできません。
PNGファイル(*.png) ウソ電画像を劣化無しに保存できますが、写真系のファイルをPNG保存するとファイルサイズが肥大化するので注意。
よほど小さい画像でもないなら、JPG保存しても劣化した部分はほぼ分かりません。基本はJPEGで保存しましょう。
JPEGファイル(*.jpg)
(オススメ)
ウソ電のような、写真系のファイルを小容量で保存するのに向いています。
画質の劣化が発生しますが、前述の通りよほど小さい画像でなければそこまで目立ちません。

それ以外のファイル形式は気にしなくても大丈夫です。