東京メトロ溜池山王駅には、飲料メーカーBOSSとのコラボキャンペーンにより、引退した01系電車を模した自動販売機が設置されています。
設置日は2019年2月22日。同年10月に見に行った際の写真を、今更ながら記事にしたいと思います。
訪問日 | 2019年10月6日 日曜日 |
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自販機のようす
地下通路の途中に設置されています。設置場所は溜池山王駅の11・12番出口付近。
飲料見本を陳列しているスペースの上に、実際に車両で使われていた行先方向幕が設置されています。設置駅でもある「溜池山王」を表示中。
この手の電車風自販機は、時々他の鉄道会社でも設置している所がありますが、実際の鉄道部品が取り付けられている例はなかなか珍しいと思います。
パネルには「車両(オレ)の再就職」という見出しで始まる詩的な文章が。
「THE VENDING TRAIN」という文字が入ったオレンジ色のラインがありますが、よく見るとその上に少し間隔をあけて、黒色系の細い帯が引かれているのが分かります。01系実車の帯デザインを意識したものと思われます。
筐体下部には、車両番号が取り付けられた車体外板と、定員・形式・自重が書かれたプレートが貼られています。
車体外板は自販機の寸法に合わせて切り抜かれたものと思います。
一方、定員etc.プレートの方は実物なのか精巧なレプリカなのかよく分かりませんが、自販機の仕様に合わせて 定員:1人 / 形式:36TPB / 自重:0.3t という表記が追加されています。
筐体上部の向かって右側には、お馴染み「M」のロゴプレートと小さなスピーカーが取り付けられています。
現役車掌さんが収録されたという音声は、このスピーカーから放送されます。
筐体側面には特に目立つ装飾はないものの、オレンジ帯が実車同様にやや高い位置に移っているところにこだわりを感じます。