1か月以上前の話になってしまいましたが、5年ぶりに復活した「シーサイドラインフェスタ」。もちろん参加してきました。
現地で撮影した写真、買ったもの、それから2000型床下機器・パンタグラフの話なんかをしていきたいと思います。
撮影日 | 2024年3月30日 土曜日 |
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撮影地点 | シーサイドライン車両基地 |
撮影した写真
シーサイドラインフェスタ会場
横浜シーサイドライン1000型(第16編成・保存車)
2000型(第35編成・展示車両)
2000型(第36編成・展示車両)
作業用車
13:06
2000型(第46編成)
洗車体験列車
13:35
作業用車
13:36
2000型(第39編成)
出庫列車
13:40
今回は退場者向けに列車の増発が行われており、約10分おきに順次出庫が行われました。
2000型(第42編成)
出庫列車
13:49
作業用車
14:00
2000型(第46編成)
洗車体験列車
14:03
2000型(第47編成)
出庫列車
14:09
作業用車
14:23-28
14:29
出庫線にいる第47編成をもって増発用の出庫は終わり、特別デザインである第48編成だけが残りました。
(隣の第46編成は洗車体験列車)
2000型(第46編成)
洗車体験列車
14:31-32
並木中央駅
2000型(第33編成)
15:20
2000型(第45編成)
15:25
2000型(第38編成)
15:30
2000型(第32編成)
15:35
2000型(第39編成)
15:40
2000型(第41編成)
15:45
買ったもの
会場限定デザインの銚子電鉄1日乗車券(弧廻手形)がありましたので購入しました。同社とシーサイドラインの鉄道むすめ「外川つくし」「柴口このみ」がプリントされたコラボデザインです。
また、湘南モノレールのガラポンでエコバッグを2つ入手。一つは保存用・もう一つは実使用したいと思います。
本丸のシーサイドラインブースでは、金沢八景旧駅のサイン類や、旧作業用車の部品などが出ていました。「非売品」と書かれたオレンジ色のクリアファイルがありましたので購入。
2000型のはなし
パンタグラフ
2018年の記事でもお伝えした通り、2000型は一部編成で1000型の廃車発生品であるパンタグラフを使用しています。
今回静態展示されていた第35・36編成のパンタグラフの製造年を控えてきましたので、下記にメモとして残しておきたいと思います。
パンタグラフは1両(片側側面)につき正電車線用・負電車線用の2個(左右で計4個)が取り付けられておりますが、先頭車は1個(左右で計2個)のみの設置となっているようです。
メーカーは東洋電機製造。
パンタグラフ製造年一覧表
第35編成 (海側側面)
↑ 金沢八景車両番号 | パンタグラフ製造年 | 型式 | 製造番号? |
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2351 | 昭和63年9月 | PT6001M式A-R | 63939 |
2352(1) | 昭和63年9月 | PT6001P式A-L | 63870 |
2352(2) | 昭和63年9月 | PT6001P式A-R | 63800 |
2353(1) | 昭和63年9月 | PT6001M式A-L | 631005 |
2353(2) | 昭和63年10月 | PT6001M式A-R | 63937 |
2354(1) | 昭和63年10月 | PT6001P式A-L | 63875 |
2354(2) | 昭和63年10月 | PT6001P式A-R | 63807 |
2355 | 昭和63年9月 | PT6001M式A-L | 63996 |
↓新杉田
第36編成 (山側側面)
↑ 金沢八景車両番号 | パンタグラフ製造年 | 型式 | 製造番号? |
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2361 | 昭和63年10月 | PT6001P式A-L | 631017 |
2362(1) | 昭和63年10月 | PT6001P式A-R | 63812 |
2362(2) | 昭和63年10月 | PT6001M式A-L | 63883 |
2363(1) | 昭和63年6月 | PT6001M式A-R | 63919 |
2363(2) | 昭和63年10月 | PT6001M式A-L | 631016 |
2364(1) | 昭和63年10月 | PT6001P式A-R | 63814 |
2364(2) | 昭和63年10月 | PT6001P式A-L | 63880 |
2365 | 昭和63年10月 | PT6001M式A-R | 63948 |
↓新杉田
その他の機器類・設備
タイヤはヨコハマタイヤ・ブリジストンのものが混用されており、昔はこれらに加えミシュランのものも混用していたそうです。
細かく記録はしていませんが、同じ編成内でも複数種類のタイヤが混在していました。
左がヨコハマタイヤ・右がブリジストン
ほか、各種機器の前に解説ボードが置かれていました。全部は載せきれないので一部のみ掲載します。
台車
タイヤサイズは315/70R20、外径945mm、総幅307mm、基準内圧980kPaとのこと。
タイヤがパンクしても車高があまり下がらないよう、中子とよばれる補助輪が内蔵されているそう。
ブレーキ制御装置
内部の写真付きです。
電気信号→空気圧力→油圧に変えながらブレーキをかけるとのことです。
各種アンテナ
列車無線アンテナは説明文では「どこかの車両屋根上」とされていますが、4号車屋根上についています。指令区との通話、故障情報の通報などができるそうです。
駅ATOアンテナ(地上子)は全ての駅手前の240・85・10mの位置に設けられています。
ATC/TDアンテナは先頭車両の床下真ん中にあり、地上走行路の真ん中にあるATC/TDループと信号のやり取りをしています。
主スイッチ(主開閉器)
通電したまま作業をするときに感電しないよう、危険な場所を電気が流れないようにするためのスイッチが入っているそう。
切り替えは絶縁棒(電気が流れない棒)を使って行うとのことで、絶縁棒の写真も紹介されています。
車両基地建屋の南側の端に、塗装ブースがあります。
鋼製車1000型亡き後もずっと残されているのが不思議だったのですが、2000型も前面のうち白い部分だけは塗装をするようになっていて、そのために使っているとのことでした。
シーサイドライン公式サイトでは、AGT車両が走行する仕組みについての解説ページが設けられています。かなり詳しい内容が書かれていますので、ご興味があれば併せてお読みください。
まつりの終わり。第46・48編成と屋内にいる第35・36編成を残して全ての編成が出庫し、車両基地はガラガラになっていました。