8/4:田浦専用線沿いを歩き回る[1]
前回の続きです。今度は線路群のうち吾妻橋~横須賀港湾合同庁舎付近までの区間を見ていきます。
撮影日: 2019年8月4日
吾妻橋付近
前回も触れていた、相模運輸倉庫本社付近から始まるレールが無い区間。
線路跡と思しき敷地は残っていましたが、それも川に突き当たる所でいったん途切れます。
かつては吾妻橋(道路橋)の隣に鉄道用の橋もあったようで、片方の橋台だけが残されていました。
反対側(東側)の橋台はありません。本来橋台があるべき位置に水路の出口があったので、水路建設に合わせて撤去したということでしょうか。
川を渡り切るとすぐに線路が復活します。
横須賀港湾合同庁舎前
T字路付近
T字路を通る踏切跡。T字路とはいえ海側へ向かう道路は立入禁止(倉庫敷地内)のため、一般人が通る分にはT字路でもなんでもありません。
Googleマップの航空写真で見る限り、この先敷地内にも別の線路が残存している様子。見たい…
レール周りには基本草が生い茂っていますが、踏切のうち普段車が通る(と思われる)部分だけ草が無くなっています。
庁舎入口付近
その後線路が草に深く埋もれた区間を挟み、横須賀港湾合同庁舎の玄関部分へ。
きれいに舗装されているため、レールの様子をよく確認できます。
ちょうど建物の玄関前にあたる踏切部分。
殆ど歩道と一体化した見た目のため、踏切というより併用軌道に近い雰囲気。
庁舎玄関の西側では、片方のレールの際までコンクリートが流し込まれています。
オオイヌノフグリでしょうか?小さな花が咲いているため、ただ草に埋もれている区間とはまた違った印象。
線路跡分岐地点
その先には線路の分岐点があります。
一方の線路は道なりにカーブして先まで続き、もう一方の線路は海側にしばらく直進してから唐突に途切れています。
分岐器は撤去済みで、(線路が現役であれば)道なりにカーブする線路の方にのみ進めるようになっています。
脱線防止ガードが歪んている箇所がありました。実用上大きな問題はなさそうですが。
直進している方の線路の様子。一旦集積場の下に埋まってしまいますが、航空写真上ではその先しばらく進むと線路が残っている箇所を確認できます。
道なりにカーブしていく線路を辿って進みます。
最後に一度振り返り、合同庁舎と線路のツーショットを。