東海道・山陽三十五次

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10/6・20:上野動物園モノレール (ほぼ)全橋脚写真まとめ

運行休止予定と告知されていた上野動物園モノレール。上野懸垂式のモノレールはここでしか見られないということで、その特徴的な設備の一つである橋脚を、(ほぼ)全て撮影してきました。

"ほぼ" としているのは、22番・10番橋脚が撮れなかったためです。いずれ "ほぼ" の冠を外したいとは思いますし、モノレール設備の状態が変わらないうちに再訪したいところ…

※便宜上、橋脚にペイントされている番号を使って「○番橋脚」という呼び方をしています

訪問日 2019年10月6日 日曜日
2019年10月20日 日曜日

(西園駅) 23~21番

23番橋脚と変電設備 23番橋脚全体
こちらは23番橋脚。
西園駅の先、行き止まり部分の橋脚です。

車止めがあるほか、点検用と思われる金属製ゴンドラが停められていました。
このゴンドラ、現地ではただの作業用足場だと思い込んでいたため、詳細な写真を撮っていませんでした。惜しいことをしたととても後悔しております。

駅舎に刺さっている21番橋脚
21番橋脚
西園駅の高架駅舎に突き刺さる形で立っています。
駅ホーム上ではあまり撮影時間をとれず、駅外からの写真のみとなってしまいました。

20~16番

20番橋脚と西園駅ホーム 20番橋脚
20番橋脚
番号表記の近くに楕円形のプレートが取り付けられています。
プレート表面はのっぺりしており、文字や図などが描かれているかは確認できませんでした。

19番橋脚
19番橋脚
下の方は工事用仮囲いの中に隠れており、見ることができませんでした。

18番橋脚 18番橋脚と19番橋脚
18番橋脚
いそっぷ橋降り口(西園側)のすぐそばにあります。ここだけ工事用仮囲いが1段奥に引っ込んでいるため、根元の形まで確認できます。

17番橋脚と16番橋脚 17番橋脚
17番橋脚
20番と同じようなプレートが取り付けられていました。

16番橋脚と15番橋脚 パイプ付きの16番橋脚
16番橋脚
側面に細いパイプが取り付けられています。
パイプ先端はレール下面に固定されている様子。レール上面に溜まった水を地上に流すためのものでしょうか?

15~11番

15番橋脚 15番橋脚のレール接続部
15番橋脚
いそっぷ橋上から、柱とレールの接続部をじっくり観察できました。
東園側に登っていくためレールが傾いている(上り勾配)のに対し、柱は地面に対して垂直になるよう立てられています。

14番橋脚
14番橋脚
沿道脇に建てられている橋脚。接続部のすぐ隣には工事関連の標記が書かれいます。
番号標記のすぐ上には白地に赤字のプレートが取り付けてあり、「Ishikawajima」と文字が書かれていました。

14番橋脚の塗装標記
14番橋脚の標記部拡大。
レールの塗装に関する記録のようです。塗装年月は2015年12月15日と記されています。

施工箇所の欄には「走行桁 G13~G15 橋脚 G14・G15」と書かれており、これが番号の正式な呼び方なのかもしれません。*1
他にも塗料製造会社や塗装面積・材質などに関する情報が記されています。塗料のカラーコードも書かれていました。

13番橋脚(俯瞰) 13番橋脚(地上から撮影) 歩道部分に建つ13番橋脚
13番橋脚
沿道の歩道部分(?)に建てられています。

木々の間から見える12番橋脚 上部が木々に隠されている12番橋脚
12番橋脚
木々が生い茂る、一般には開放されていないスペースに建てられています。16番と同様に細いパイプが付いています。

根元には何やらロープが括りつけられていました。23~13番までのものと比べると、若干汚れの量が多くなったように感じます。

12番橋脚のレール接続部周辺
12番橋脚のレール接続部周辺拡大。

フェンス越しにかろうじて見える11番橋脚 コンクリート壁の向こうにわずかに見える11番橋脚
11番橋脚
もはやヤケクソレベルの撮影方法ですが、コンクリート壁と高いフェンスに隠されて殆ど見ることができません。

レール接続部に塗装関連の標記がありましたが、それも文字が読める写真はありませんでした…

10~6番

画面端に写り込んだ10番橋脚
10番橋脚
冒頭で「撮れていない」としていた10番橋脚ですが、このようにチラッと写った写真だけ手元にありました。

ただこの写真で10番橋脚も掲載!と謳うのは流石にどうかと思いましたので、未撮影扱いにさせて頂きます。

非常に短いタイプの9番橋脚と溝があるレール上面
9番橋脚
地面に近い区間のため、橋脚もかなり短いものが使われています。
近くには木製踏み台が配置されています。緊急時の避難用に作られたものなのか、あるいは点検・整備作業に使うものなのか…

レール接続部の近くには14番と同様の塗装関連の標記があり、塗装年月は2016年12月となっていました。

請負者・塗料製造会社の欄には、どちらも14番の時とは異なる会社名が書かれています。
施工箇所は「走行桁 G9~G10」のみ。

フェンスを避けるため、カメラを高く持ち上げて撮影。その副産物として、レール上面・側面の間の角に溝(隙間?)が設けられていることを知りました。

木々の間から辛うじて見える8番橋脚
8番橋脚
さすがに苦し紛れと言うレベルの障害物の多さですが、8番橋脚です。
木々の間からちらっと見ることしかできませんが、塗装がとてもきれいな状態に見えます。

パイプ付きの7番橋脚
7番橋脚
16・12番と同じくパイプ付き。

手前の手すり付き通路は立ち入り禁止となっており、ここに入れればもう少し近付いて撮影できたのに…と悔しい思いをしています。
(もちろん動物園は橋脚を見せるための場ではないので、何も文句は言えません)

6・7番橋脚の並び
6・7番橋脚の並び。

6番橋脚と色が変わったレール
6番橋脚
この柱を境にレールの色が変わっています。色褪せ方からして、ここから先は塗りなおされていない部分なのでしょうか?

接続部付近にはまたも標記あり。塗装年月は2017年12月とされています。
施工箇所は「走行桁G6~G8 鉄支柱P7・P8」。

5~1番 (東園駅)

色が変わったレール
6番橋脚を過ぎると、レールの色がこれまでとは異なり、若干紫みを帯びた水色になりました。
案内車輪の跡もよりくっきりついているように見えます。

5番橋脚
5番橋脚
東園駅直近、トイレ棟の裏に建てられている橋脚です。レール接続部周辺だけ色を塗りなおしたような跡があります。

架線には電力を供給するためと思われる電線がくっついており、16・12番と同じようなパイプも取り付けられています。
電線が絡むためかパイプの数が多く(写真から確認できるだけで7本)、「Ishikawajima」のプレートもあるためかなりにぎやかな見た目の橋脚です。

4番橋脚とレール
4番橋脚とモノレール通行路 階段と4番橋脚
4番橋脚
東園駅ホームまで数mほどのところにあります。線路点検用と思われる階段がレール上部まで続いています。

この橋脚にも件のパイプが取り付けられているほか、何本か手すりのようなものが取り付けられており、清掃用具やじょうろなどを片付ける目的で使われているようです。

ホーム内にある3番橋脚 ホーム柵と3番橋脚
3番橋脚
東園駅構内にある橋脚です。駅用のスイッチや機器類が取り付けられています。
番号がペイントされていませんでしたが、4番と2番の間にあるので3番で間違いないかと思います。

3番橋脚の塗装標記
柱側面には塗装標記があり、こちらは塗装年月日が「平成13年3月23日」、塗装面積が「P1~P23」となっていました。

平成13年(2001年)というと、40形が導入された年ですね。導入前に全区間の桁を塗りなおしたということでしょう。

また、見るからに年季の入った交通局のプレートなども取り付けられています。写真はありませんが、このプレートは西園駅構内の21番橋脚にも取り付けられていました。

2番橋脚
2番橋脚
同じく東園駅構内の橋脚。
3番同様に駅用の機器類が取り付けられているほか、利用客の動線上にある柱のためか、手すりで囲われています。

1番橋脚
1番橋脚と東園駅ホーム
1番橋脚
東園駅側終端の橋脚です。車止めがあるのは23番橋脚と同じですが、こちらには作業用ゴンドラは停まっていませんでした。

リンク

blog.uswapa.com

編集履歴

2024-01-18 一部写真を差し替えました。
2024-01-19 2024年公開記事へのリンクを追加しました。

*1:特に掲載していませんが、レールにも1本1本それぞれに番号が振られています