東海道・山陽三十五次

鉄道写真を撮ったりイラスト描いたりするブログです。

10/20:豊洲駅 ホーム拡幅工事の様子(2019年10月時点)

東京メトロ豊洲駅では、真ん中の2・3番線を埋めるという大胆な方法でホーム拡幅工事が行われました。
記事投稿時点ではとっくに工事が終わっておりますが、今更のように工事中の様子を記事にしようと思います。

「工事のお知らせ」の張り紙
工事が始まったのが10月12日からなので、訪問はその8日後になります。

訪問日 2019年10月20日 日曜日

2番線 新木場寄り

ホーム柵と仮囲い詳細

ホーム柵と仮囲い
2番線の新木場方先端付近。ホームドアの後ろ側に工事用仮囲いが建っています。

人に押されてホームドアが歪むのを防ぐためか、仮囲いとホームドア筐体の間に隙間ができる箇所は、一通り木材で埋められていました。

PPバンドで留められたホーム柵
ホームドアは扉を閉じた状態で、白いPPバンドで仮囲いに結び付けてあります。


ホーム柵筐体が仮囲いに結び付けられている様子
PPバンドはこのように、仮囲い側にあいた細い穴に通されています。
ホーム柵と仮囲いの隙間に木材が詰められている様子
仮囲いと筐体の隙間に詰められた木材の拡大写真はこちら。
(上記2枚の写真は、隣の3番線で撮影したものです)


ドアゴム部をテープで塞がれているホーム柵
また、扉2枚の間のドアゴム部がテープで塞がれていました。

開放済みの拡幅部

10号車付近

仮囲いで封じられたエリアと供用済み拡幅部との境界
10号車1番ドア付近からはホーム拡幅部が完成(見た感じ)しており、既に一般客も入れる状態になっていました。

「降車ホーム」のサインとホーム柵
2番線は元々降車ホームでした。
豊洲駅は豊住線建設の際に起点となる予定ですが、その時が来たら豊住線用の2・3番線は封鎖を解くのでしょうか…?

ドアが開いている10号車1ドア
10号車1番ドア付近の様子。拡幅済みエリアに入れるよう、ドアが完全に開いた状態になっています。

ホーム拡幅部の終端
上記の拡幅済み部分に入ってみました。
仮囲いで塞がれているため、ここより新木場側の3ドア分のスペースには立ち入れません。

2番線と3番線の天井
架線は張られたままになっています(後述しますが、電気は流れていません)。
しかし、お隣の3番線(工事中)の架線は撤去されていました。

ホーム柵の裏側
ホーム柵の裏側を間近から観察できるというレアケース。
所々、銀色・白色のテープで塞がれている箇所があります。

緑色のシートが張られたホーム
一方、元からあったホームの床にも、何やら作業中と思しき箇所がありました。
当分の間は2番線に電車が来ないため、そちら側に向かう点字ブロックを塞いでいるものかと思います。

8~9号車付近

ホームが狭くなっている箇所と拡幅部
元々ホーム幅がかなり狭まっている箇所があったため、今回の拡幅工事でかなりキャパシティに余裕が生まれています。

拡幅部とホーム柵
地下鉄の線路(の上の床)上でしゃがんでホーム柵を撮るという、一見何を言っているのか分からないことが実現できました。

ホーム柵の戸袋部分拡大
工事完了後はホーム柵の戸袋部分が塞がれているよう(Twitterで確認)ですが、この時点ではまだ塞がれていません。

テープでふさがれている取っ手
所々に係員用の手動扉がある個所がありますが、取っ手部分がテープで塞がれ、開けられないようになっていました。

5~6号車付近

既設ホームと拡幅部の境界
既設ホームと新設床部との間はぴっちりと詰められており、隙間は殆どありません。

元々のホームと拡幅部の幅比較
元々ホーム幅に一定の余裕があった所では、大雑把に見て1.5倍ほどの幅に広がったようです。

狭い通路と拡幅部
5号車1番ドア付近。既設ホーム側に立つと、今までの通路幅がいかに狭かったのかよく分かります。

1~3号車付近

3号車付近のホーム柵(裏側)
3号車付近にて。先端に近付くにつれ、既設ホームはだんだん幅が狭まってきています。
供用済みの拡張部分は、この先2号車の辺りで終わっています。

ホーム拡幅部の終端(和光市側)
こちらが拡張部の終端。1~2号車の車間辺りで途切れています。

1号車4番ドア付近
工事用仮囲いの終端
10号車側ではホーム先端ギリギリまで工事用仮囲いが建てられていましたが、1号車側は4番ドアのところで仮囲いも途切れています。

閉じられた4番ドア
背後に仮囲いがある4番ドアについては、10号車側と同じように、扉をPPバンドで仮囲いに結び付けています。

工事現場終端(和光市方)

工事現場終端
仮囲いが無い部分から、線路上の工事現場を見てみます。
レール・枕木は撤去されておらず、枕木の間を通すようにして作業用パイプが組まれています。

車止めが置かれている和光市側の線路
引き上げ線からの列車が2・3番線に突っ込んでこないよう、RAWIE製の車止めが追設されています。

また、引き上げ線側からこの地点までは電気が流れているようで、天井に架線終端標識が設置されています。

車止めと3番線
3番線側の車止めを撮影。駅ホームの外に向けて車止めが置かれているのも珍しいものです。

また、この付近は拡幅工事対象外となっていますが、ホーム柵の手動扉部分は、今までと同様に手すりが塞がれています。

3番線

閉じられたホーム柵と仮囲いが並んでいる様子
3番線側はこの時点では拡幅部が供用されておらず、ホーム柵の後ろに工事用仮囲いがずらりと並んでいます。

ドアゴム部が養生されていないドア
ところどころ、ドアゴム部の養生がまだ行われていないホーム柵もありました。

10号車付近

10号車1番ドア付近
新木場方のホーム端、10号車付近までやってきました。

10号車4番ドア付近
10号車4番ドア付近。
S-TRAIN乗車口を示すステッカーが貼られていますが、同列車は工事に伴い4番線発に変更されています。

扉が付いた仮囲い
ホーム新木場方の仮囲いの一番端には、工事現場側へ出入りするための扉が付いています。

工事現場終端(和光市方)

1号車4番ドア付近
今度はホーム和光市方、1号車付近へ。
2番線と同様に、1号車4番ドアのところで仮囲いが途切れています。

工事現場終端(3番線側)
工事現場終端付近。
この場所を起点に、新木場側の架線が撤去されています。

架線のセクション付近
架線の切断部拡大。切断と表現していますが、セクション部のうち片方(新木場側)の架線を外しただけのようです。

架線が一部取り残されている3番線の天井
上記2枚の場所を、もう少し和光市方に寄って撮影してみました。
3番線の架線が一部のみ残されているのが分かります。