2019年4月にリニューアルが完了し、新駅舎が整備された極楽寺駅。
お馴染みのレトロな旧駅舎はモニュメントとして保全されているそうで、新旧両駅舎の様子を見に行ってきました。
訪問日 | 2019年9月25日 水曜日 |
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旧駅舎
まずこちらはお馴染みの旧駅舎。窓口跡が塞がれていたり、ICカード簡易改札機が無くなっていたり(奥に移設されました)と、現役駅舎ではなくなったための変化が各所にみられます。
旧駅舎のチャームポイントである、緑色の駅名看板。
窓口こそ塞がれているものの、基本は現役時代の外観を維持している様子。関東の駅百選の標も健在。
塗りなおされたのでしょうか、内装の色も美しい状態です。
モニュメントでありつつも出口としての役目は設けられているようで、「出口」の看板や掲示板がにぎやかです。
最後に旧駅舎を左サイドから。
小さな見た目でかわいらしい駅舎でした。奥に見える券売機付きの施設が話題の新駅舎です。
新駅舎
こちらは新駅舎。旧駅舎よりやや奥まったところに作られており、手前に駅前広場も整備されています。
新しい建物ではありますが、木目調ベースのため旧駅舎と並んでもあまり違和感がありません。
新駅舎では自動券売機が設けられました。
券売機の向こう側にはIC簡易改札機があり、左に曲がるとホームに入れます。右側は前述の旧駅舎(出口)。
IC簡易改札機はホーム側に移されており、タッチした後は新駅舎側・旧駅舎側どちらにも出られる動線が組まれています。
ホーム
ホームはシンプルな1面1線で、線路の向こう側は切り立った法面が。
ホーム中ほどには「2両の列車はこれより手前に停まります」との案内がありました。
一方その先には「腰越駅では4両の列車は一番後ろの車両のドアが開きません」という看板が。
さらに奥には「4両の列車はこれより手前に停まります」という看板もあります。
江ノ電の列車は最大で4両編成までですが、極楽寺駅では増解結などを見越してホームが6両分作られているため、このような案内がされているものと思われます。
ホームの先は柵で仕切られており、「この先電車は止まりません」と案内されています。
とはいえ柵の向こう側にもちゃんとしたホームが続いており、視覚障害者用の内方線付き点字ブロックまで用意されています。
柵は見たところ開閉可能なよう(門のような形状をしています)なので、ホーム先端まで列車が来ることがあれば、その都度一時的に柵を開けるよう運用されているのかもしれません。
駅名標・サイン類
新デザインの駅名標。時刻表や駅周辺マップなどと一体化した構造です。
一方こちらはレトロな感じの駅名標。隣に並ぶ新聞自販機がまたいい雰囲気。
こちらもレトロな縦型駅名標…と思いきや、ちゃっかり駅ナンバリング(2011年制定)に対応しています。
数年前制作のお見苦しい画像で恐縮ですが、過去に大船駅のレトロ駅名標を駅ナンバリング対応にするコラ画像を作ったことがありました。
極楽寺現地で上記の駅名標を見たとき、真っ先に思い出したのがこのコラ画像でした。
ベンチ・ゴミ箱
江ノ電の駅でよく見かけるカール(明治)のベンチです。かわいい。
数年前に東日本での販売が終了しているため、いまだにカール仕様のベンチが残っていることに驚きました。
同じく明治のアーモンドチョコレート版もありました。デザインがちょっと現代的?
こちらはゴミ箱。地色は茶色系ベースですね。
えのんくん・あらんちゃん(嵐電)などキャラクターのほか、300形電車・江ノ島・鎌倉大仏などの沿線風景まで、フルカラーで描かれた非常にかわいらしいデザインになっています。