JR大船工場引込線跡を見てきました。
撮影: http://gyykgkw.hateblo.jp/entry/2018/07/01/163305
前置き
かつて鎌倉市深沢地区にあった、国鉄→JR東日本の大船工場。
電車の工場ということは、電車を工場まで入れるために線路と工場をつなぐための引込線が必要になります。
大船工場の場合はその引込線が道路に沿って敷設されている部分がありまして、工場が無くなって引込線の使用が終わった後も、引込線の様子を沿道から観察できます(一部区間除く)。
一度見ておきたいとは思っていたのですが、数日前に「引込線跡に重機が入って草刈りが行われた」との情報をTwitterにてお見掛けしましたため、これはマズいかもと大慌てで見に行ってきていました。もちろん早計である可能性も十分にありますが…
湘南モノレール 富士見町駅
スタート地点は湘南モノレールの富士見町駅から。
本当はこの駅北側の引込線踏切跡より東側(横須賀線の線路側)に残る線路も見ておきたかったのですが、行き忘れたことに気づいたのは帰宅後でした…
ふじみ児童遊園近くにある踏切跡。さび付いた「指差確認」「JR用地に付き~」との看板があります。
踏切跡のフェンス越しに東側の様子を確認。きれいに草が刈られていますし、ゴミも少ないですね。
西側(柏尾川の方)へと歩道を歩いていくと、線路両脇にミラーが建てられた場所がありました。何かの確認用?
反対側を向いたミラーは1本もないので、向きとしては本線から工場へ入るときにしか確認ができないミラーです。
ゴミ捨てについて注意を促す看板のようです。だいぶ読みにくくなってます。
東側と西側を交互に見てみます。線路用地は単線の割に広めの幅ですね。
「33」と書かれた紙がフェンスに吊るしてありました。
この数字の紙ですが、番号がいくらか飛びつつも、線路跡付近でちょくちょく見かけました。工場跡に近くなるほど数字が小さくなります。
「鎌倉武道館東側」交差点
「鎌倉武道館東側」交差点付近の踏切跡。
踏切跡の手前でレールは完全に断ち切られ、交差点の一部に取り込まれています。
フェンス越しに撮影。レールの切断面付近だけ砂が白いです。切断後に砂を敷きなおしたのでしょうか?
「東京電力大船工務所」と書かれた碑のようなものが置いてあります。
さらに西側へ歩きます。柵が低くなりました(線路脇でもよくみるタイプの柵ですね)
このマンションのあたりから線路は南側へカーブ。
先ほどの踏切がある方を振り返り。
柵のてっぺんに有刺鉄線が付いています。この高さで有刺鉄線は怖い(
何もケーブルや器具が刺さっていない柱。
また少し西側へ進むと、架線柱ががっちりした姿で残っていました。
反対側の方の架線柱と見比べてみても結構違いますね。
一か所だけ柵がフェンスに変わっています。地図的にはこの真下が小川でしょうか?
こんな感じで機器箱もちょくちょく残ってます。
「山崎跨線橋南」交差点
「山崎跨線橋南」の交差点に近づいてきました。見るからに錆びまくりな機器箱が…
こちらは自動車が通れない踏切跡ですが、通行人に配慮されたのかしてアスファルト舗装はされていますね。
錆び錆びの機器箱からは、何本もの途切れたケーブルが見えています。
高電圧電線の存在を示す看板(今は架線は外されています)。
「20」の張り紙を発見。
架線を固定するような小部品が一切無い、ちょっと哀し気な架線柱。
架線柱が傾いてます。
「山崎跨線橋南」交差点の方を振り返り。
植物がびっしり巻き付いた、直立架線柱。
個人的な話ですが、この辺りまで歩いてきたのは初めてです。
妙法寺付近の交差点
2本の道路と連続して交わる踏切跡。
よく分からない英数字が並んだ機器箱。
2本の道路に挟まれている線路跡地。なかなかすごい配置です。
枕木が残っていますね。舗装はレールを残したまま上に重ねたみたいです。
西側を見てみると、脇に紫陽花が咲いていました。
下り勾配の標識でしたっけ。
ここから線路は沿道から外れ、三菱電機の敷地内へ入ります。
しばらく線路跡は見えませんが、この先にもいくつか踏切跡が残っているので見に行きます。
「町屋橋」交差点付近
「町屋橋」交差点近くの踏切跡。デコボコ注意のような道路標識あり。
踏切跡を壊さずに、レール部分の溝だけコンクリートか何かで埋めたみたいですね。
フェンス越しに東側を見ます。
もしかして向こうの方の重機、撤去用だったりしません?
碍子(で合ってますか)が載ったままの架線柱に、錆びた機器箱。いい感じの雰囲気です。
「6」の張り紙。
西側(というかほとんど南側)を見ます。こっちは設備がまだきれいに残ってます。
大船工場跡
町屋橋より1つ南にあるT字路まで来ました。ここの踏切がおそらく最後の踏切。
ここより工場側にはもうレールが残っていません。
北側、さっきまでいた踏切の方を見ます。
こっちが工場跡ですね。広い。
これにておしまい。
記事が冗長になってしまって申し訳ないです…(