JRダイヤ改正日が迫る3月初め、既に「青春18きっぷ」の利用シーズンにも入っています。
今季はどこへ行こうか、と考えつつ改正版時刻表をぱらぱらめくっていた時、ふと「上野東京ラインの最長列車に乗ってみるのもいいかもしれない」と思い立ち、東海道線のページを開きます。
2018年3月改正の時点では、走行距離268.1km、東海道線熱海から宇都宮線黒磯までを1本で結ぶ最長列車は、
- 【1586E】熱海11:32発~黒磯16:17着
- 【1644E】熱海18:53発~黒磯23:39着
- 【1545E】黒磯6:52発~熱海11:32着 (土休日のみ)
の3本が存在していました。
しかし、改正版時刻表によると、このうちの「1586E」が途中の宇都宮止まりに短縮されてしまっていました。
「1644E」と「1545E」は存続していましたが、前者は夜間走行のため車窓が見えず、後者は黒磯に前泊していないと厳しい時間です。
それならぜひ「1586E」があるうちに乗り通しておきたい…ということで、18きっぷ5回分のうち1回目はこの列車の乗車に充てることにしました。
乗車時間は4時間45分。その乗車中の話を書こうとすると、かなり長めの記事になると思いますので、何ページかに分割して書いていこうと思います。
[1] 熱海 → 国府津
乗車券・特急券を別途購入し、特急踊り子号で熱海駅へ。
踊り子号伊豆急下田行き・修善寺行きの切り離し作業を見たり、キンメ電車や伊豆急8000系を撮影したり…とのんびりしていると、気付いたときには東京方面ホームは静岡方面からの乗り継ぎ客でいっぱい。
自分も18きっぷを使うはずなのに、今日が青春18きっぷ利用期間中であることをすっかり失念しておりました。
慌てて乗車列に並んだため、熱海駅特有の発車標が撮影できませんでした。撮っておきたかったなぁ…
11:27に接近放送が流れ、11:28に入線。
4号車・サロE230の2階席へ。座席はもちろん海側。乗車率は始発時点で4~5割ほど。
熱海発車後すぐに検札係のアテンダントさんが来たので、黒磯までのグリーン券を車内購入。
駅より260円高い料金にはなるのですが、列車番号が入った車内補充券がほしかったのでこれでよし。
印字は薄いですが、列車番号入りの「熱海→黒磯」グリーン券が手に入りました。
11:47、根府川駅に到着。ホームの向こう側に海が見えます。
根府川発車直後、観光列車「伊豆クレイル」とすれ違いました。
柑橘系の樹が見えます。実の黄色がよく目立つ。
海が広く見えます。2階席に来てよかった。
高速道路の石橋料金所付近。
11:51、早川駅に到着。遠くに大きな橋が見えます。
木々があるので分かりにくいですが、小田原城。
お昼ご飯用に買った駅弁を開けます。大船軒の「鰺の押寿し」。
すっかり車窓の方に意識が向いているので、食べ始めるまでにかなり時間がかかりました。
小田原を過ぎると、建物の数がぐんと増えました。
酒匂川を通過。
建物がだいぶ増えましたが、まだ少し海も見えています。
国府津駅に到着。御殿場線の列車はいませんでした。
続き
[2]:国府津 → 横浜
編集履歴
2019-04-24 | 記事内目次の掲載位置を変更。 各区間へのindexを追加。 また[2]~[6]の記事冒頭にもindexへのリンクを追加しました。 |